ゴリラであることに誇りをもて。
ボクはあまり鳴かない
動物園で絵を描く私の前に、一匹のゴリラが近づいてきました。
私はメモ用紙にゴリラのモーションをスケッチしていたため、顔を上げた瞬間のけぞりそうになりました。
さも、私が絵を描いていることを察知したかのように、私のそばで様々なポーズを決めてくれました。
まるで自分の肉体美を知り尽くしているように、そのすべてが芸術的でした。
動物にも感情がある
動物は笑っていても、顔に表れないと聞いたことがあります。でもネズミの首をくすぐり、笑うかどうか試す実験がされています。
人間にはキャッチできない波長や鳴き声で、笑っていることが確認されたそうです。
そして、さらにくすぐってほしかったのか、近づいて甘噛みしてきたようです。
(数をかぞえるクマ、サーフィンをするヤギ 参照)
ゴリラも喜んでいた
人物デッサンのモデルさんも、自分が絵に描かかれたのをみてうれしそうでした。
ゴリラもきっと、自分の肉体美に注目する人が表れて喜んでいたのかもしれません。「もっと描いて。私の魅力を引き出して!」そんな風に言われているようでした。
もちろんこれは、私のかってな妄想ですが、ネズミの実験からすると、ゴリラにも感情があり、個体ごとに性格も異なるのかもしれません。
動物園の楽しみ方
ゴリラだから、みんな同じではなくて、「君は何を愛するゴリラなんだい。」と尋ねながら、コミュニケーションをとることをお勧めします。
無理に声を出して呼びかけなくてもいいです。むしろゴリラが恐がります。適度な距離で、静かに見守っていると、動物たちが今の生活で何を喜びとしているかが見えてきます。