これはサギです。私が出会ったのは詐欺師でした。

サギ

シラサギてレベルの詐欺じゃない

シラサギという鳥はいないそうです。全身が白いサギ類全体を指してシラサギと呼ばれているようです。(身近な鳥の不思議 参照)

私が出会った詐欺師

サギの名前や種類の勘違い程度ならほほえましいものですが、詐欺のほうはトラウマになります。

具体的なSNSの名称は控えますが、実に巧妙でした。

なんと一日で親友になり、二日目でブラザーと呼ばれ、

それを受け止めてしまう自分がいました。同性からの詐欺被害は想像していませんでしたので、今でも驚いています。

出会い

私の投稿した絵を見て、「ステキな魅力的な発信をしている。」とほめてくれました。

クリエイターであればうれしい一言ではないでしょうか。

私は喜んで「ありがとう。」メッセージを出します。

さて数日後・・・

SNS上で親し気な会話が始まります。

🐷「あなたは何歳ですか。どんな仕事をしていますか。?」

簡単な質問でしたから、すいすい答えてしまう私がいました。

画像添付

顔を見たことがない相手をすぐに信じる人は少ないと思います。

しかし、早い段階で写真が添付されました。

なんでも

🐷「国連から依頼を受けイラクのバグダットで兵士の治療にあたっている」

とのことでした。

(この段階で画像を右クリックし→画像のアドレスをコピー→グーグルなどで検索することをお勧めします。)

私は、「なんて立派なお医者さんなんだろう。危険な場所でも命がけで他の人の命を助けていいるなんてステキ💛

こんな人と親友になれて幸せ。」

本気でそう思っていました。いや思わされていました。

悲しい過去つらい気持ち

今考えると初対面の人にいきなり話す話題ではなかったと思います。

詐欺師はデビットと名乗っていました。そしてこんな経験を話してきました。

  • 妻を6年前に亡くした。
  • 息子のアーロンはアメリカの寄宿舎にいて離れ離れ
    (8歳の時に妻を亡くし現在12歳とのこと⇔経過年数2年の誤差から
    詐欺疑惑)
  • イラクバグダットで「今手術中ででれないゴメン理解して。」
    (手術しながら緊迫した環境でSNSのことを心配する外科医なんて
    いるのでしょうか)

これらの話題に全て、親切にまじめに返答していた人は・・私です。

いやほんと恥ずかしくてブログにするか迷いましたが、被害が少しでも減ればと思い執筆しました。

電話も出来るよ

これまでの流れのなかで、より身近に会話できるラ〇ンに誘導されていたため。会話のスピード感も上がっていました。

既読スルー試みても

🐷「あなたはそこにいる?」

即座に分を入力されるので、せかされてしまいます。

そんな中、ビデオ電話がかかってきました。

私は「やったーすごいステキな人と会える。英語分からないけど、ジェスチャーで友情を伝えよう・・・」はしゃいでました。

いや本気で・・

ところが画面に出たのは確かにデビットでしたが、こちらの反応に無反応です。

なんだか録画されたビデオを見ているようでした。そしてすぐに電話は切れました。

すぐにコメントが入力され

🐷「あなたは私をみた。あなたはそれが好きか」

英語を翻訳しているので、変な日本語になります。

英語を話せない私としては、こんな風に外人とコミュニケーションが出来ることを素直に喜んでいました。おろかでした。(;´・ω・)

手紙を書いてくれ

先ほどちらりと出た、アーロン君にメールをしてほしいという依頼を受けました。

もちろん喜んで引き受け、「どんな動物が好きですか?」などの子供向けの文を作成し、グーグル翻訳にかけました。

その後、🐷「どんなメッセージを送ったか見せてくれ」

と頼まれたので、英文を添付し見せました。するとまさかのダメ出し!

🐷「動物ではなく、学生生活についてかいてくださーい」

これ絶対文章あらかじめ決まっているでしょ。と今の私なら考えますが、

その時の私は・・・素直に書き直しました。('ω')ノ
(イラストレーターのリテイク覚悟みたいな気持ちから、
まんまとノッテしまいました)

だんだん見えてきた。君は詐欺師だ!

メールを送り、ひと仕事終えたかのような安心感を覚えた私は・・少し冷静になりました。

この3日間、基本メッセージの嵐でしたが、両親に相談しながら、ときに喜びを伝えながら(完全にダマされてる人だれだ?)やりとりしていたので、

一歩ずつ慎重に進むことは出来ていたと思います。

朝になり、少しネットで調べてみることにしました。

同様の詐欺が流行っていないか。もしかしてダマされているのではという疑問をかすかに感じていました。「国連医療 詐欺」で検索!

すると国際連合広報センターに行き着きました。

詐欺にご注意ください! | 国連広報センター

まさにそのままでした。

たしか、🐷「デビットは数か月後に日本へ行くことになる」と言っていましたし、

国連をバックに信頼を強めようともしていました。

いろいろ調べるうちに、画像検索をかけてみることにしました。

なんと彼は外科医ではなく、美容歯科でした。もちろん偽装写真ということになります。名前も今いる場所も本人のSNSから把握できます。

決心

3日間とはいえ、信頼も高まり親友のように感じていましたので、ブロックするのはつらい選択でした。

でもその後、恐怖と怒りの方が強くなり、両SNSに通報させていただきました。

私のようにダマされやすい人も珍しいかと思いますが、そんな詐欺師がいるということは引っかかる人もいるということです。

今回被害額は0ですが、SNSでのトラウマが出来ました。

私の場合、それくらい用心した方が良いのかもしれません。

今後も気をつけてSNSを運用し楽しんでいきたいと思います。

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