なぜ歩き回る?
動物園で同じところをグルグル歩き回るシロクマを見たことがあります。
遊びだとしてもつまらない。ヒマつぶし?だと思っていました。
野生のシロクマ
北極で食べ物を手に入れるのは大変です。狩りをしても成功率は2%だそうです。
それでもシロクマはあきらめません。
ホッキョクギツネが隠したエサを掘り出します。
アザラシやセイウチに噛みついて生きています。
動物園のシロクマのようにボールで遊んでいる余裕はありません。
動物園のシロクマは歩く習慣が遺伝子レベルで刻まれてるのかもしれせん。
好奇心もかなり強い
「シロクマ物語」というドキュメンタリービデオでは、シロクマが島に密集する中、
探検隊とカメラマンが限界まで近づく様子が見れます。
母親とはぐれたシロクマの子に同情したくなります。
本当なら2年半は母親から狩りの仕方など教えてもらう必要があります。
でも1年半ほどではぐれたシロクマの子は頭も真っ白です。
人間に平気で近づきます。
野生の方が伸び伸びと
空腹とかしんどいかもしれませんが、雪に転がり毛づくろいする姿はストレスフリーに見えます。周りの視線を気にせずたくましく生きています。
同情してエサをあげてしまったら、もう野生に帰ることは難しくなります。
氷の世界でキレイな夕日を浴びながら、
白い毛をキラキラ反射させ歩くシロクマが一番です。
その世界を守るためにも、環境破壊はほどほどにする必要があると思います。
北の果てで一歩一歩進み、生きているすがたは間違いなく感動を生むはずです。
ドラム缶一個くらいなら許せるかな?遊んでたし