2人1組で毛づくろい
特に頭の後ろや、肩甲骨周りを念入りに手入れしているようでした。
なぜ相手のために、自分のエネルギーを差し出すのでしょうか。
しかも、気温3度を下回る冬にです。いくつか可能性を考えてみました。
おいしいから
よく見ていると、サルは時々相手の毛をしゃぶっています。
最初は、「整髪料のような効果があるのかな。」とも思いました。
でも、それならしゃぶった後キレイに整えるはずです。
しかし、しゃぶりおえた直後「ワシャワシャ」とかきむしり、
別のしゃぶりポイントを探していました。
なにか、美味しいものが出ている可能性があると私は考察しました。
でも、私は決してサルの毛をなめてみたいとは思いません。
・・少しだけなら・・いける?
古くなった毛が絡まっているから採ってほしい
毛をかき分け、根元の方に手を入れているようにも見えました。
細かい毛が絡まっているので、
つまみとり不快感を無くしてほしかったのかもしれません。
この場合、毛の手入れをしている方にメリットがあるとは思えません。
でも、後で自分も毛の手入れをしてもらい、
不快感を無くしてもらえるとしたら、素晴らしい協力関係が成り立ちます。
手入れしてほしい
美容院で、髪をシャンプーしてもらっている時、幸せでした。
人に毛を任せてキレイにしてもらうのは、ぜいたくな時間だと思います。
サルたちも、お互いにスキンシップとして毛の手入れをし、
親密度を上げているのかもしれません。
プロだからこそ髪の手入れを任せることが出来ますが、
美容師でなくても手をかして力になることは出来ると思います。
そんなちょっとした親切から、良い協力関係を築いていきたいと思います。
サルのコミュニティーはとても参考になります。
みなさんもサル山をじっくり観察してみてはいかがでしょうか。