プカプカふうせんのように、水面をなぞるマガモはにぎやかです。
足で上手にかじをとり、コントロールしています。群れでぞろぞろと、どこへむかうのやら、エサを探しているのでしょうか。しかし動物園のミニプールの中では、同じところをぐるぐる回っているように見えます。
前に野生のマガモを見たときは、川を広々とただよっていましたが、いつも同じ場所で会えました。お気に入りの場所を決めたら、そこを徹底的に調査し、ムダなく食料を調達しているのかもしれません。ぷかぷか浮かびながらの調査は、なんだか楽しそうです。♪
私も図書館や、動物園といったお気に入りの場所があります。自分の知らない発見が体験できます。とくに動物は、私の予想を裏切るくらしをしているので、夢中で観察します。マガモのように、グワグワ泣きながら頭を柔らかくして調査を進めていこうと思います。もちろん頭の中でのことです。声には出しません。
気づいた点や、気になる点はノートにメモ書きし、後で調査します。イラストでその時の印象を残すこともあります。イラスト表現のアイデアがプカプカ浮かんでくるように、お気に入りの場所をふらふら進むのです。マガモのようにエサをもとめて・・