冬のアラスカは厳しい
ワシやキツネが、食べ物の無くなっていく冬に備え、冬眠の準備をしたり、エサを求め歩き回ります。
ホッキョクジリスのように冬眠するとなると、6っか月は飲まず食わずで耐えることになります。
次々とリタイアしていく死肉を探しまわるのも一苦労です。
ワシ同士の奪い合い
ホクトウワシが残されたサケを奪い合っています。相手に飛びかかり、足を絡めては転がり回ります。川に落とされぼろぼろになるまで争います。
(ワイルド・アラスカ~炎と氷の大地ー冬_Ep.3 冬参照)
動物たちの戦争がアラスカで繰り広げられています。彼らにとって肉の一切れが冬を越すカギとなります。それは奪ってでも手にする価値があります。
争ってでも手に入れたい
比較的平和な日本で、頻繁に目にする戦いと言えばバーゲン会場でしょうか。
人間は動物と違い、相手を思いやることが出来ます。目に留まった服が自分のものにならなくても死ぬことはありません。それは本当に必要なものなのでしょうか。
世界中は広告であふれています。それが手に入らないと幸せになれないとか。手に入れたあとの優越感をイメージさせるのが上手です。
ワシの力強さも圧倒されるほど美しく勇ましいですが、隣の人と譲り合う姿もそれに匹敵するほど美しいと思います。
しかし、誰かを押しのけてでも手に入れたものがあるというのは、人が生きる原動力でもあるのかもしれません。
ほどほどにしておかないと嫌われると思いますが。